「自分らしさ」
何だか皆さんすごく個性的で特別に際立ったものでないとだめだと思うみたいです。
生徒様から「私らしさを出したいんです。」と相談をうけました。
生徒様それぞれの作品、
優しいお人柄だったり、可愛らしかったり、
ひょうひょうとしていたり、竹を割ったような人柄だったり。
いつも皆様自分らしさ出てますよ!
逆に花を見るとその方がどんな方なのかある程度分かってしまったりもします。
「自分らしさ」とか「私らしさ」は“出す”んじゃなくって、“出ちゃう”ものかもしれません。
逆に隠そうとしても出てしまう。
最近は、SNSが発達して、統一感が必要だとか言われてしまうと、
全作品同じテイストにしなければならないのかな、なんて悩んでしまう方いらっしゃると思うのです。
でも、可愛らしかったり、美しかったり、艶やかだったり、かっこよかったり、
時には尖がっていたり、
どんな花材でどんなテイストの作品を作っても、自分の核となる「らしさ」は出てしまうものだと。
何を隠そう、私も最近、やっと気づけたことです。
私も「自分らしい花」って何だろう、って悩んだことがありました。
今でもコラボさせてもらうことのあるジュエリーブランドKui Co.のデザイナーさんと、IN BLOSSOMの新ロゴデザインをして下さったデザイナーさんと打ち合わせしている時に、そんな話になり、
「“先生らしさ”いつも出てますよ。」って言われて。
「“出てる”んだ」って、なんだか、すとん、と腑に落ちたのです。
逆に自分では気づけないのかもしれません。
だから、皆様にお伝えします。
「らしさ」はその時の自分の環境や経験でもきっと変わってくるし、
「らしさ」は出ちゃう。
そのままで十分に素敵な「らしさ」だから、
心配しないで大丈夫ですよ。