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花雑誌のタイミング

花雑誌、ペーパーレス化が進んで、何でも電子化電子化。
だけど皆様も記念の1冊、10年経っても捨てない1冊ってあるのではないでしょうか?

私には5冊くらいあるかな??

これまでに花仕事を続けてきた中で、何度かお花の雑誌にお声かけを頂き、
掲載させて頂いたことがあります。
そして、驚くほど、いつもいつもお声掛けのタイミングが私にとって絶妙。

1度目は、雑誌「花時間」
….といっても、誤解を恐れずに書くと、「記念に」と思ったのです。
フリーで仕事をするようになってから丁度3年たったころ。
妊娠をしてこのまま花仕事辞めてしまうのかもしれない、なんて思っていました。
花屋といえば、重い、寒い、妊婦には対敵な仕事ばかり。

当時月刊誌だった雑誌「花時間」で年に1度、「新人フラワーアーティストオーディション」というのを開催していて、
記念に、と。締切当日、お写真送ってみたんです。

そしたら、なんと、予選通過のお電話を頂いて。
最終選考に進むことになったのです。
まだ安定期に入っていなかったこともあり、周りには何も言わず、
少し不安を感じながらも参加。
当日発表されるテーマを決められた金額で、
市場で買うのではなく、都内のお花屋さんでお花を選んで。
角川書店の社屋で開催される最終選考。
結果としては準優勝という形でしたが、誌面に登場させていただくこととなりました。

その時に思ったんです。
「私の手がけた花をそんな風に選んでいただいた。やっぱり手離してはいけない!」って。
結果、臨月まで仕事してました。
さすがに現場で回りに気を使われるようになってお休みしましたけど。。
産後復帰も2か月後くらいからだったかな?
子供との時間を大切にしたかったので、保育園には預けず、
抱えながら、花と一緒に車にバギーを積んで仕事してました。
(それを認めてくれた現場に感謝!+子連れOKレッスンが功を奏する形でした)

2度目は、雑誌「BEST FLOWER ARRANGEMET」さん。
1年間だけ花仕事をお休みしていた期間がありました。
シンガポールで暮らしていました。
今振り返ると子供とゆっくりと向き合えた大切な時間。
帰国後しばらく、目まぐるしい生活の変化に花仕事復帰までの余裕がなかったのですが、
当時幼稚園生だった子供に聞かれた一言。
「どうしてうちはお花屋さんなのにお花がないの?」
確かに、生まれてからずっと、撮影やらレッスンやらでうちには花があふれていて
家に花がなかった日がない。素直な声に「そうだよね。」と。

そんなタイミングでお声かけいただいたのが、
雑誌「BEST FLOWER ARRANGEMENT」さんでした。
依頼されたテーマは「ラナンキュラス」
常夏から帰国後の春の花々。どんな作品にしようかと心躍って。
「やっぱり手放してはいけない!」って。
花仕事を再スタート。

そして、直近の「フローリスト」さん。
丁度 長野の堀木園芸さんの圃場見学から戻った直後のタイミングでのご依頼。
テーマは「5000円と7000円の春の花束」
発売となる1月は堀木さんのバラの冬季休業期間だと知ってはいましたが、、
堀木さんのバラを使わずにはいられませんでした。

そしてくる7月に開催予定のイベントの告知を誌面でさせて頂いたのです。
活字となって現実となって。
撮影の時にね、編集長さんに「インスタライブとかやったらどうですか?」って言っていただいて。
ブライダルしかり、撮影しかり、裏方の仕事ばかりやってきたから、
表に出るって不慣れだったけど「そっか。やってみよう。」と。

いつもいつも、お花の雑誌からお声のかかるタイミングが絶妙すぎて。
背中を押して頂いています。

レッスンでもギフトでも撮影でも。
私の手がける花が、誰かにとって絶妙なタイミングで背中をおせるような花でありたいと。
単にかわいくて癒される!っていうだけでも十分なのですけどね。

そんなことを想う2021新年度。
本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

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